〜子どもの健康相談〜
今回もDr.てらしまに「熱性けいれん」についてお聞きしました
Q:「熱性けいれん」とはどんな病気、その原因は?
A:38℃以上の発熱にともなって起きる一過性のけいれんのことを「熱性けいれん」と言います。
発熱にともなう赤ちゃんのけいれんは脳の神経細胞が未発達なために起こると考えられ、発熱が刺激となって、脳の神経細胞に異常な信号が流れ、脳が興奮すると、それが全身に伝わりけいれんが起きます。
 
Q:ひきつけの時間はどれ位ですか?
A:長くても10分ほどでおさまります。それ以上続く場合や、1日に何度もくり返す場合は、ほかの病気が原因である可能性があるので、すぐに救急車を呼んでください。
  
Q:けいれんを起こしたときの対処法は?
A:あわてず、様子をよく観察してください。呼吸が楽になるように、衣服をゆるめ、身体全体を横向きにし、寝かせます。これは、吐いたものが気管に入って窒息する危険を防ぐためです。
けいれん時に舌をかむことはまずありません、口の中にタオルや割りばしなどをいれてはいけません。
刺激になってけいれんが長引くことがあるので呼んだり、ゆすったりしないようにしましょう。
 
Q:将来への影響は大丈夫でしょうか?
A:熱によるけいれんであれば、脳に障害を起こすことはありません。また、高熱のたびに発作をくり返す場合も、その後の発達に問題が生じることはありませんから、心配しすぎないようにしましょう。
 
こんなときは急いで病院へ
けいれんが10分以上続くとき
1日に何度もけいれんをくり返すとき
 →救急車を呼ぶ
 
6ヶ月未満の赤ちゃんがけいれんを起こしたとき
熱がないのにけいれんを起こしたとき
けいれんの起こり方が、身体の左右で違うとき
 →小児科、または救急病院へ
てらしまこどもクリニック
西宮市北口町1−2 ACTA西宮 東館4F 
   ACTA西北クリニックフロア
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診察時間:(午前)AM 9:30〜12:30
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